一歩進んだOffice 365 一部のユーザーだけOffice 365を使う方法

2015/11/23
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みなさん、はじめまして。アジュールパワーの菅原です。

 

アジュールパワーではAzureのインテグレートはもちろんですが、Office 365の導入案件を多く手掛けています。

その中で、実際にあった案件や要望の中から、便利な使い方をいろいろご紹介していきたいと思います。

 

今回は、Office 365の便利な一歩進んだ使い方を紹介していきたいと思います。

 

今後、紹介予定のネタ

(今回)一部のユーザーだけでOffice365を使おう

・Office 365で多要素認証を使ってみよう

・Windows 10ならこんなに便利簡単シングルサインオン

・Office 365のMDM セキュリティ対策

 

Office 365では企業内のメールや情報共有のさまざまな機能があり、全社員で使うととても便利です。

しかし、まずはテストで一部の部署だけで使いたい、必要な一部のユーザーだけで使いたいというような
ユーザーもいると思います。

また、全社導入には予算的に厳しい面もあると思います。

office365price

 

既存、ISP(または自社内)のメールサービスを使っていて、一部のユーザだけOffice 365を使ってみたいけど、
ドメイン分けたりしたくない、今のドメインを使って既存システムと共存させたいということが可能です。

Office365mail

 

前提条件と手順は以下のようなものです。

前提条件

  • 既存メールサービス(自社メールサーバ)で別ドメインへのメール転送ができる
  • DNSにOffice365に必要なレコード(CNAME/TXT)を追加できる
  • ユーザーとしてuser1、user2、user3、user4がいるとして、user1とuser2だけ、Office 365に移行します。

 

手順

(1)Office 365のテナントを作ります。

      ドメイン名を例として、aptestdomain.onmicrosoft.com としておきます。

 

    ユーザとしてuser1、user2を作っておきます。

 

(2)ドメイン設定で自社ドメインを選択設定します。

      このとき、DNSに所有確認およびメール(Exchange)設定用のいくつかのレコード追加を指示されますが、

 

      指定されたレコードのCNAMEとTXT(SPF)レコードのみ追加して

MXレコードは追加しない

    でおきます。

 

(3)Exchange管理センターの、「承認済みドメイン」設定で、独自ドメインを「内部の中継」に設定します
exchangedomain

    設定の際に警告が出ることがありますが、無視してOKです。

 

(4)既存メールサービス(自社メールサーバ)でuser1とuser2のメールを

      それぞれ
      • user1@・・・ → user1@aptestdomain.onmicrosoft.com
      • user2@・・・ → user2@aptestdomain.onmicrosoft.com

に転送するように設定します。

 

(5)メール送受信をテストします。

      • user1→user2
      • user1→user3
      • user3→user4

でそれぞれ、送信・受信を確認します。

 

これで、一部のユーザーだけ同じドメインでOffice 365へ移行できました。

Office365に移行したユーザーは、OutlookでメールアドレスOffice 365のメールアドレス
@aptestdomain.onmicrosoft.com にMAPI接続することで使えます。

 

手元の環境(Outlook 2016)では、メール送信時の差出人がxxx.onmicrosoft.comになっていますが
送信すると、独自ドメインで送信されていますので気にしなくていいと思います。

outlookfrom

 

参考情報

カスタム ドメインの少数のメール アドレスで Office 365 を試験運用する

 

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